ホワイトペッパー
赤く熟した胡椒(こしょう・コショウ)の実を水に浸して皮をやわらげ、その果皮を除去して核のみを乾燥して作ります。インド原産ですが、世界中あらゆる場所で使われており、ピリっとした辛味であらゆる料理の味を引き締める最もポピュラーなスパイスです。世界で最も多く使われているスパイスと言っても過言ではないでしょう。塩とセットと使うことで、ベースの味付けとなります。ストレートな風味が必要な時は、多めに振りましょう。ホールタイプをスパイスミルに入れて使うごとに挽くとよりフレッシュで刺激的な辛さをお楽しみいただけます。ブラックペッパーよりも弱く、かつシャープで繊細な辛さが特徴で、より魚料理に向きます。
ピペリンという成分を含み、抗菌・防腐・防虫作用に優れています。このことから中世においては、食材の長期間保存のために欠かせないスパイスで、「天国の種子」と呼ばれ非常に高価な価格で取引されていました。抗酸化作用も認められており、風味だけではない薬効もその普及の理由と言えます。
原産国 | マレーシア |
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別名/和名 | 白胡椒(しろこしょう・シロコショウ) |
使用例 | 肉料理、魚料理、クリームソース、グラタン、ピクルス、マリネ |
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