世界の塩/ The Salt in the world

深く豊かな塩の世界

世界中でもっともポピュラーで必要不可欠な調味料である塩。スーパー等小売店で一般的に売られているのは、ほぼ純粋な塩化ナトリウムである「精製塩」ですが、世界ではそれ以外にも様々な種類の塩が作られ、使われているんです。
生産地域や工程によって、味・栄養分も異なります。いつも当たり前のように何気なく使っているものだからこそ、少しのこだわりで、新しい食の世界が広がることうけあいです。
スパイスラックでは、見た目にも個性的で楽しい塩を集めました。皆さまの食卓を楽しく彩ってくれることでしょう。

塩の種類

世の中で流通している塩には、大きく分けて「精製塩」「海塩」「岩塩」「湖塩」の4つの種類があります。
「精製塩」は、海水から電気分解でナトリウムイオンを抽出し、煮詰めて結晶化して作ります。大量生産されていて価格が安く、ミネラル分がほぼ取り除かれたほぼ100%の塩化ナトリウムで、雑味のない純粋な塩味が特徴です。
「海塩」は海水を天日干しあるいは釜焚きすることで作られます。塩化ナトリウムの純度が低いため味わいは比較的まろやかで、マグネシウム・カリウム・カルシウムなどのミネラル分が豊富な特徴があります。
「湖塩」は、死海やウユニ塩湖などの塩湖の湖水から作られます。量も少なく、非常に貴重な塩です。海塩と岩塩の中間の特徴を持ちます。
「岩塩」は、いわば太古の海水の化石です。昔海だった場所が岩塩層となり、蒸発・結晶化して地中で圧縮されて塩の固まりとなります。塩になる過程で周囲の地層や火山の影響を受けることから、地域によってきわめて多様な個性を持っています。地層の一部として存在していますので、多くの場合ミネラル分に加えて鉄分や硫黄が含まれているのが特徴です。料理に唯一無二の個性を与えてくれるだけでなく、うがい薬やバスソルトなどヘルスケア用途でも活躍します。
スパイスラックでは「精製塩」以外の個性的な天然塩を中心に取り扱っております。