【祝！1周年】スパイス屋を1年やってみて感じたことなど

こんばんは、店長です。

3月が終わり、我がスパイスラックも、開店して1周年を超えました。お陰様で細々と続けていける程度にはやれております。

これも皆様のお陰と、感謝感謝の毎日です。
本当にありがとうございました！

思い起こせば1年前、小売業の経験があったわけでも、商社に勤めていたわけでも、スパイス業界でビジネス経験を積んだわけでもない”単なる料理好き・スパイス好き”の店長夫婦が小規模で始めた当店ですが、やってみるとそれなりに形になるもので、多くのお客様から叱咤激励・指導鞭撻を受けながら、そこそこビジネスとして出来上がってきたことは、何とも感慨深いものであります。

しかし、事業として「良い感じ」になればなるほど、目に付くのは自分達の至らなさ、サービスとしての改善点。
・・・もっとこうすれば、これやりたいんだけどなあ、などと理想と現実の間に思い悩む日々でもありました。

2011年、温めてるアイデアは、溢れるほどあります。

■一つに、”事業規模の拡大”
規模を拡大することで、あらゆる部分で規模の経済が働き、結果としてお客様に還元できる部分が多くなります。痛感しています。また、バイイングパワーの向上により、取扱い商品の質・量ともにさらなる充実が見込まれます。

■一つに、”品揃えの拡充”
スパイスと聞いて皆さんが思い浮かべるのは、何と言ってもカレーを始めとするインド料理でしょう。ことインド料理だけ取ってもまだまだ扱っていないスパイスはありますし、ダル（豆）、油（マスタードオイルやギー）、米/粉（パスマティライスやジャスミンライス、アタ粉等）、各種ナッツ類等、揃えるべき商品 はたくさんあります。
また、スパイスは世界中で使われています。西欧では香草を実に多様に使いますし、東欧ではパプリカがDNAに刻まれています。中近東や北アフリカは、スパイスの産地としてメジャーです。
「世界中の香りを食卓に届けたい」という願いを持っている当店では、できるだけ様々な国のスパイス・食材を紹介したいと考えています。

■一つに、”付加価値の提供”
スパイスのような、日本に余り馴染みのない食材の場合、最も高いハードルとなるのが「使い方が分からない」という部分です。
1年間運営してみて、売り手側が「こんなに美味しいのに！」「是非使って頂きたい！」と幾ら強く思っても、なかなかそれが伝わらないことを経験してきました。
スパイスのような調味食材の場合、最大の付加価値はやはり「レシピ」です。
使い方さえ分かれば、途端にスパイスの世界は広がります。しかも無限に。いつもの食卓が様々な芳しい香りで鮮やかに彩られる瞬間です。
そんな至福の時を是非皆さんと共有したい、本心からそう思います。

他にも、まだまだあります。
事業展開としての広がりを夢想すると、時間が経つのを忘れるくらいです。

でも、それらのイメージは、現時点では一旦自分の胸に秘めつつ、今日も明日も皆様へ異国の香りを届けることに専念します！

まずは目の前の山を一つ一つ登ること。
Cool Head，but Warm Heart.
夢想家のような大胆な思考の一方で、黙々と地道に手を動かし続けることが、やはり大切であると、痛感する日々です。

これからも、皆さんに素晴らしい商品を届けていきたいと考えておりますので、今後とも変わらぬご愛顧と、厳しいご指導、そして少しの励ましを頂ければ何よりと存じます。

今後とも、スパイスラックをよろしくお願いいたします！

スパイス・ハーブの専門店 スパイスラック/SPICELUCK
https://www.spiceluck.jp/