【レシピ】ミックスハーブのカトル・カール(パウンドケーキ)
暑い季節には、香辛料やハーブを料理にたくさん使いたくなるのに、涼しくなると、不思議とお菓子にそれらを使いたくなってきます。
スパイシーな食べ物で元気を出すぞ!と気合が入る夏に対して、秋にはその香りをゆったりと味わって癒されたいなぁ……と、体が無意識に欲するのかもしれません。
今回はハーブの風味が口いっぱいに広がる、カトルカールをご紹介したいと思います。
カトルカールとはフランス語で「4分の4」を意味し、卵・小麦粉・バター・砂糖を4分の1ずつ使うことから名づけられた焼き菓子です。つまり卵・小麦粉・バター・砂糖をそれぞれ1ポンドずつ使って作る、パウンドケーキと同じことですね。王道かつ基本のケーキです。
生地に混ぜ込むハーブの種類はお好みでオーケーですが、おススメは「セージ・ローズマリー・バジル」の組み合わせ。それぞれのハーブが互いの良さを引き立てて、極上の風味に仕上げてくれますよ。ハーブそのものの芳香を楽しみたいから、あえて洋酒や香料は使いません。
バジルは香りの個性が強いため、他のハーブよりも気持ち少なめにするとうまくバランスが取れます。また、ローズマリーの舌触りが気になる方は、あらかじめ細かく刻んでおいて下さい。
では早速、作ってみましょう!
ー 材料(パウンド型1本分)
薄力粉 | 100g |
砂糖 | 100g |
卵 | 2個 |
バター | 90~100グラム |
ベーキングパウダー | 小さじ1 |
セージ(カット)/ ローズマリーカット | 各小さじ1 |
バジル(カット) | 小さじ1/2 |
ー 作り方
- 常温に戻したバターと砂糖をボウルに入れて、白っぽくなるまで泡立てる。
- 溶いた卵を5・6回に分けて加え、よく混ぜる(分離しやすいので少しずつやるのがコツ)。
- ふるったベーキングパウダーと薄力粉・ハーブ類を加えて、ゴムべらでサックリと混ぜる。
- 内側にバターを薄く塗り、薄力粉(分量外)をはたいたパウンド型に生地を流し込む。
- 型をトントンと上から数回軽く落として空気を抜く。
- 170度のオーブンで35~40分焼く。途中で焦げそうであれば上からアルミホイルを被せて下さい。
- 竹串を刺して、柔らかい生地が付いてこなければ焼き上がり!
焼いたその日はじっとガマンして翌日食べると、バターが馴染んでより美味しいです♪
バターと砂糖がたっぷり入ったリッチなケーキなので、少量でも充分な満足感があります。にもかかわらず「あと、もう一口……」とついつい手が伸びてしまうのは、ハーブのなんともいえない豊かな香りのなせるワザ。