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【豆知識】スパイスの加工形態

2016年9月3日 カテゴリ: タグ:

◆スパイスの加工形態

スパイスはフレッシュ(生)と、加工されたドライ(乾燥させたもの)に分類されます。
フレッシュ・ハーブに代表される生のものは、青臭さはあるものの、新鮮な香りは料理の味を引き立ててくれます。あるものは肉や魚の臭いを消し、腐敗を防いでくれる。元来、人類が初めて出会ったのは、もちろんこのフレッシュなスパイスです。なにしろ、自生しているものを摘み取ればそのまま使えるわけですから、これほどありがたいものはありません。

一方、乾燥させたスパイスは、生のものよりも長期間にわたって保存でき、その上乾燥過程において水分が除去されていますので、その分香りの成分が凝縮されて含まれているのが特徴です。すなわち、少量でも大きい効果が得られるということです。

産地である東洋や熱帯各地から遠路はるばる運ばれてくるスパイスは、乾燥させることによって、長い航海を経てもその素晴らしい芳香を保つことができるのです。

この乾燥させたスパイスは、ホール(原形)のまま用いるか、その場で挽いて、挽きたての新鮮な香りを楽しむのがもっとも適切な使い方です。
しかし、ホールのスパイスをそのまま使うこともできますが、料理にしっかりと混ぜ込んで使うには、スパイス挽きが必要になります。この手間を省くために、今ではあらかじめ粉末状にしたパウダータイプのスパイスが広く出回っています。

フレッシュかドライ、またホールかパウダー、一口にスパイスと言っても、料理によって使い分けることが必要です。当店SPICE LUCK(スパイスラック)では、スパイスごとの商品説明ページにおいて、その使用例として適切な使用形態を簡単に説明しておりますので、是非参考にして頂ければと思います。

料理や調理法によってホールとパウダーを使い分けられるようになれば、あなたも立派なスパイス使いです。

(参考:雄鶏社「スパイス名人宣言」)