【スパイス豆知識】実は別物!? ローレルとベイリーフの違いって?
いつもご訪問ありがとうございます、スパイスラック佐藤です。今日は定期的にお知らせしているスパイス豆知識から「ローレルとベイリーフの違い」をご紹介。
結論から申し上げますと、この2つのスパイス「全く別物」で香りも違います。それでは早速その違いを見てみましょう!
ー 見分け方
英語でベイリーフやローレル、フランス語でローリエ等と呼ばれていたりしている両者のスパイスですが…見分ける為ポイントは葉脈です。
- 葉脈が縦 → ベイリーフ(主にインド産 別名 インディアンリーフ・カシアリーフ・シナモンリーフ クスノキ科/ニッケイ属)
- 葉脈が横 → ローレル (主にトルコ産 別名 ローリエ クスノキ科/ゲッケイジュ属)
販売店によって名称が混在している場合がございますが、ベイリーフはカシアの葉であり、ローレルは月桂樹の葉を差します。葉脈を良く見て希望のものを選んで下さいね。
ー 使い方
肝心な使い分けですが、ベイリーフは主にインド料理のテンパリング時(油に香りをうつす作業)に使います。カレーを作る際の玉葱を炒める時や、クミンを使った挽き肉の炒めものを作る際にどうぞ。インド料理には欠かせないスパイスの1つです。
続いて皆さんにも馴染みの深いローレルですが、こちらはテンパリングには使わず、主にスープを煮込む際に臭い消しや香り付けとして使います。特にトマト料理には相性抜群ですよ!パウダータイプに加工されたものはロールキャベツやハンバーグのミンチに少量練り込んでご使用ください。
ちなみにローリエをベイリーフの代用としても問題ありませんが、ベイリーフをローリエの代用としてトマトスープなどに使うとなんともミスマッチな味になりますので「違い」をしっかり覚え適材適所で使いましょう。
以上、知っておくとちょっと自慢出来るスパイス豆知識をお送りしました!