パンチホロンの香りを活かして、野菜&魚料理を上品なベンガルテイストに!
こんにちは!スタッフ izumi です。スパイスラックの商品には、例えばタンドリーチキン用、ケバブ用、チャイ用、のように、あらかじめ用途別に各種スパイスやハーブをブレンドした「ミックススパイス」シリーズがあります。
その中で「パンチホロン」という、名前だけでは用途がよく分らないものがあります。実際、一般的にはあまり知られていないミックススパイスなのですが、これが非常におススメなのです!スパイス愛好家の方であれば、ぜひ一度は使っていただきたい逸品です。
今回は、この知る人ぞ知る「パンチホロン」をご紹介しつつ、その魅力をお伝えしたいと思います。
― ベンガル地方のミックススパイス
パンチホロンは、ベンガル地方(東インドとバングラディシュ)の代表的なミックススパイスです。この辺りの地域では、豆や野菜、そして魚を料理に多く使います。優しい味わいが特徴の食文化の中で生まれたミックススパイスが、このパンチホロンです。
― ホールスパイスがぎっしり!
パンチホロンの「パンチ」は、「5」を意味します。クミン、フェンネル、フェネグリーク、マスタードシード、カロンジの5つのスパイスが、パンチホロンの基本。さらにスパイスラックでは、アニスシードも加えています。
他の種類のミックススパイスには、パウダー状のハーブやスパイスが多く使われています。
けれどもパンチホロンは、粒状のホールタイプのみ!ツブツブ感が、味にも見た目にも楽しい、個性派です。
― 油で熱して、香りを移す
パンチホロンの基本的な使い方は「油で炒めて香りを出す」。料理のはじめや出来上がりに、熱した油ごと使用します。パンチホロンがホールスパイスで構成されているのは、このためでもあるのですね。
― 野菜料理やダル(豆)料理に
熱した油に焦がさないようにパンチホロンを入れ、素早く野菜やダル(豆)に絡ませてみて下さい。素材が持つ自然な甘みが際立つ、最高の料理が完成します!
さっぱりと上品な風味は、インド風野菜の蒸し煮「サブジ」や根菜の炒め煮のほか、レンズ豆の煮物などに使うのがおススメです。気張らなくとも、ふだん野菜炒めを作るとき、最初にフライパンへ油を引きますよね?そこへパンチホロンを入れてみても良いですよ。
― 魚料理との相性抜群!
フィッシュカレーや魚の蒸し物を作る際のスタータースパイスとしても最適なのが、パンチホロン。フェンネルの爽やかさ、フェヌグリークのほの甘い香りが、シーフード料理を上品な芳しさに仕上げてくれます。
くれぐれも焦がさないように熱した油に入れて、じっくりと香りを引き出して下さいね。
□■ベンガル料理に欠かせないホールミックス■□
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□■ブレンド済み!ひと振りでプロの味■□
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