冬の砂漠化した肌を救う!ハンガリアンウォーターとは?
こんにちは!Mieです。
私のレシピは、スパイスやハーブを普段の食生活に取り入れる事で、手軽かつナチュラルに、より美味しい物を食卓に並べたい。
また、スパイスを取り入れる事で、美味しい食事を楽しみながら、体の内側から健康に…また、女性は美しく…
そんな思いから生まれています。
私達の食生活を豊かにしてくれるスパイス達。
1つ1つのスパイスの効能に注目していくと、食事のエッセンスとしてだけではなく、実に様々な使い方ができる事を再認識しているこの頃。
ハーブ栽培の盛んなヨーロッパでは、生活の様々なシーンにハーブやスパイスが取り入れられています。
そんな自然からの贈り物、スパイスの持つ力に触れ、学ぶ度に、ぜひ皆さんにもその素晴らしさを知って頂きたいという思いが強くなってきました。
今後はレシピと併せて、スパイスやハーブを取り入れたライフスタイルもご提案していけたらと思います!
そこで今日は、その第一弾として、ヨーロッパのハーバルアイテムの中でも最も歴史のある物の1つ”ハンガリアンウォーター”をご紹介します。
ハンガリアンウォーターの始まりは中世14世紀頃のハンガリー。
持病の痛みに悩んでいた王妃の為に、ローズマリーなどのハーブで作られた化粧水が献上されました。
王妃がそれを使ったところ、痛みがとれたばかりか、さらに若々しい肌が蘇り、隣国ポーランドの国王に求婚されたという逸話が残されています。
その化粧水こそが”ハンガリアンウォーター”。
別名”若返りの水”だそうです!!
アルコールにハーブを漬け込み成分を抽出して作られている「チンキ」だったそうで、アルコールに融けだしたハーブの香りから「世界最古の香水」とも言われています。
チンキは一般的に数日から2週間は漬け込む必要があるので、今回はもっと気軽に作れるように少しアレンジしてみました。
その代わり、保存期間が短くなってしまうので、少量づつ作り、4〜5日で使いきって下さいね。
■材料
- ドライローズマリー:小さじ1
- 精製水:70ml
- ローズウォーター:70ml
■作り方
- 小鍋に精製水とローズマリーを入れ、弱火でかき混ぜながら熱する。
- 沸騰したら火を止め、10分程置いたら完成。
- コーヒー用のフィルターなどで濾して、冷めてから市販のローズウォーターと合わせ、清潔な容器に移します。保存は冷蔵庫で。
本来のレシピだと、ローズマリーにペパーミントやローズなど他のドライハーブを合わせているのですが、より簡単に作れる様に、また敏感肌の人でも使いやすいようにシンプルなレシピにしてみました。
ローズウォーターは、ダマスクローズのエッセンシャルオイルを抽出する際にできるもので、お花の成分が溶け込んだ水です。
オイルよりも安価で、刺激が少ないのが特徴。
ローズもお肌にいいアイテムとして大変な人気を誇っているうえ、その優雅な香りは、嗅ぐだけで幸せな気分にしてくれますよね♪
アロマショップやWebショップなどでも比較的手に入れやすく、さらにローズウォーターそのものにも肌の乾燥やキメを整える効果があります。
お好みで、ラベンダーやオレンジなど、他のフローラルウォーターに変えてもOK。
スプレー式の容器に入れ、シュッと一吹き。手の平で軽く馴染ませて使います。
顔はもちろんのこと、体や髪にも使えますよ!
冷蔵庫で保管しておいて、お風呂上がりに使うととっても気持ちがいいです♪
これだけだと少しつっぱる感じがする場合は「普段の化粧水の前につける」という方法もオススメ。
それを続けて約2週間、何だかお肌がしっとり、さらに張りも出てきた気がします??
ノーメイクでも、しっかりと顔をあげていられるほど!!笑
しかもローズマリーの成分は、お肌はもちろんのこと、デオドラント効果や頭皮の油分を調整してくれる効果があるので、男性のヘア&ボディケアにもおすすめです。
乾燥が気になるこの季節、ぜひ若返りのハーブでお肌の砂漠化対策を強化してみては?