フォーだけじゃない!ベトナム麺料理あれこれ
新年あけましておめでとうございます!スパイスレシピ担当Mieです。
いつも当ブログをご覧頂いている方、スパイスラックをご愛顧頂いている方、皆様にとってステキな一年となるように…スタッフ一同心よりお祈り申し上げております。
また、皆様のスパイスライフがより豊かなものとなりますように、今年も様々なスパイス使いをご提案をさせて頂きたいと思います!
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さてさて、いよいよ、2014年がスタートしましたね!
皆さん、どのようなお正月を過ごされたのでしょうか?
去年の4月からベトナムで暮らしている私Mieですが、年末年始は日本に帰国し『The日本のお正月』を楽しむ事ができました♪
お正月は、普段会わない親戚や結婚や就職で地元を離れた友人も帰省したりと、人と会う機会が増えるシーズンでもありますね。
私もたくさんの友人や家族との久しぶりの再会に、話がつきない程!賑やかな時間を過ごす事ができました。
よく会話にのぼったのはベトナム生活についての話題。私は仕事柄、食事に関する話が多いのですが、そんな中で
「ベトナム料理って美味しいよね!」という意見を多く耳にしました。
自分が暮らしている国の食文化が、日本でも受け入れられている事にとてもうれしく思いました。でも、みんな決まって
「フォーとか、生春巻きとか大好き!」
碓かに、フォーも、生春巻きも美味しい。私も大好きです。
でも、ベトナムにはもっと美味しいものがあるんだよー!!
という事で、今回は日本ではあまり知られていないベトナム料理をご紹介したいと思います。
日本人と同じく、ベトナムの人も麺料理好きが多いので、麺料理にフォーカスしてみました。
日本でも地域によって名物の料理や特徴的な味付けがあると同様、ベトナム料理も使われる食材等地域によって様々な特徴があります。
南北に長いベトナムは、北に位置する首都ハノイと、南部のホーチミンとでも随分な違いがあり、それぞれの出身者が自分の街の料理が美味しい!と主張し合う様は日本でいうところの、関東風 vs 関西風の合戦をみている様…(笑)
日本でも知名度の高い「フォー(Phở)」
日本で有名な麺料理『フォー(Phở)』は、北部を代表する麺料理です。
さっぱりした味付けで、日本人に人気の一品です。
ベトナム人に人気の牛肉のフォー(Phở bò)は、ほんのりスターアニス(八角)の香りがするのが特徴。臭い消しにスパイスが使われているのは南国ならではですね!
別皿に盛られてくるもやしやフレッシュハーブをたっぷり入れて、お好みでライムを絞ったり唐辛子をトッピングして食べるのがベーシックな食べ方です。
ホーチミンっ子のソウルフード「フーティウ(Hủ tiếu)」
それに対して、南部で一般的な麺料理に『フーティウ(Hủ tiếu)』という料理があります。
フォーと同様米から作られた麺ですが、ひやむぎのように細く四角い断面、コシがあるのが特徴です。
フォーと同じくさっぱりとしたスープで頂くものもありますが、ほんのりとした甘味が甘い味付けを好む人が多い南部ならでは。
醤油ベースのタレをかけて食べる汁なしのタイプも人気です(写真は汁なしタイプの”Hủ tiếu khô(フーティウコー)”)。
こちらも、別盛りのフレッシュハーブやもやしをそれぞれでトッピングして頂きます。
伊勢うどんから産まれた「カオラウ(Cao lầu)」
そして、中部に位置する世界遺産の街「ホイアン」の名物料理『カオラウ(Cao lầu)』。
チャーシューやハーブ等がのっており、うどんに似た平たい麺に甘じょっぱい醤油ベースのタレをかけて食べるですが、ルーツはなんと三重県の名物料理「伊勢うどん」だそう!
ベトナムの麺に珍しく、強いコシが特徴。米粉にタピオカ粉を混ぜる事でシコシコ感が出るのだそう。
フライドオニオンが載っていて、コクのある旨味を演出しています。
我が家の子ども達も、美味しい!と喜んで食べていました。
麺料理だけでも、様々な種類が楽しめるベトナム料理。
旅行にお出かけの際は、ぜひトライしてみて下さいね!!
今年もスパイスラックでは、世界中の料理に見られるスパイス使いや、それぞれに特徴のある食文化をたくさんご紹介できたらと考えています。
2014年のスパイスライフも、一緒に楽しみましょう!!