特別な日の器|漆器 象彦の花寄せ銘々盆
2013年3月27日 カテゴリ:スタッフDiary タグ:
こんばんは、スタッフMです
春は卒業と新たなスタートの季節
私事ではありますが、
我が家にとって、大切な記念日の季節でもありまして…
普段は大切にしまっている器を引っ張り出し、その日を祝う準備を始めました。
高価なものではありませんが、昔から母が大切に使っていたうつわ
京都で恐らく一番古い漆器屋、象彦の花寄せ銘々盆です。
箱から出して久々に磨き、手入れをしました。
小さな頃からパズルのような楽しさがお気に入りでしたが、
私がひとりで暮らし始めるタイミングで、母から譲り受けた頃には
漆の伝統とデザインのモダンさのバランスの良さを徐々に感じとれるようになっていました
寄せた時の梅の花のような愛らしさ、そのひと盆のしっとりした月のかたちの美しさに
両親との器を通じた思い出、母への思いと、これから迎える特別な日への思いなどで
手入れをする手は、何度も止まってしまいました。
器は、料理や食事の時間に楽しみや味わいを加えてくれる点で
スパイスやハーブと同じく、欠かせないエッセンスです